この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タワマン〜墜ちた女達〜
第11章 2人目〜湯中真千子~
真千子の夫は老舗の店を継ぐ12代目の旦那である。たまたま取引先の娘の真千子が見初められ、嫁入りした。今の贅沢な暮らしができるのは夫のおかげでしかない。
まだ20代で若い真千子は店の仕事に顔を出さなくても構わない。先代の両親も亡くなり、真千子が遊んでいても誰も何も言わない。
夫だって浮気を繰り返しているが、真千子もそれを知っていても何も言わない。そんな夫婦関係なのだ。
しかし、真千子の不倫が明るみに出れば、真千子の立場は弱い。真千子の浮気を知れば、夫が離婚を切り出してくるかもしれない。

真千子は性欲が強かった。だから、すでに40代の夫だけでは満足できなかった。それで若い男と適度に遊んでいただけに過ぎない。

不倫相手は大学生。そこそこテクニックが上手なので定期的に会っているだけ。だから、脅迫されていることを彼に言っても頼りにならない。

真千子は悩みながらも、どうすることもできずに、ズルズルとその日を迎えた。

朝食時に夫に告げる。

「今日、ちょっと病院行ってくるわ…。夕方には帰ると思うから。」

「ああ、気をつけて行って来なさい。」

夫は疑うことなく、そう言って仕事に出ていく。

夫を見送り、深く深呼吸する。現在、朝の8時。ホテルまではタクシーで20分ほど。

真千子はしばらく悩んだ後、髪を濡らさないようにして、シャワーを浴びる。相手の目的は真千子の身体であろうことは予想がついた。金をせびられる可能性もあるが、ラブホテルに呼び出すのだから、そういうことだと思う。

女性の矜持として、だらしないところは見せたくない。真千子は念入りに身体を洗い、綺麗にする。全裸のまま、浴室を出て、今度は下着選びに悩む。
相手を喜ばせたくはないが、ヨレヨレの下着などでバカにされたくもない。
結局、淡いブルーの刺繍が入った清楚な感じの下着を選び身に着ける。
服は黒のオフショルダーのニットセーターに、同じく黒の膝丈のタイトなスカート。真千子の爆乳がはっきりわかる扇情的な服だ。
もう少し落ち着いた服を着たいが、もともと持ってる服がそういう系統のしかない。
仕方なく着た真千子は鏡の前で自分の姿を確認する。

『落ち着いて…真千子…。こんなことする奴はどうせ、女性に飢えてるだけの情けない男。こっちが色仕掛で、篭絡すればいいのよ…。ちょっと抱かせてやれば夢中になって言うこと聞くはず…。』
/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ