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タワマン〜墜ちた女達〜
第11章 2人目〜湯中真千子~

真千子はその日、近くのスーパーへ出かけた。足りない食材を買って帰り、マンションに着いたら、郵便受けを確認する。
夫宛ての請求書とともに、一つだけ茶封筒が混じっている。宛名は真千子になっている。
『誰からだろう…?』
不思議に思い、裏を返すが、差出人の名前はない。ますます不思議に思いながら、部屋に戻って、冷蔵庫に食材を入れ終わると、真千子はその茶封筒を手に取る。見に覚えのない封筒だが、真千子は深く考えずに封を切る。消印がないことにすら気づいていなかった。
軽くひっくり返すと写真が数枚と1枚の紙が出てくる。
「はっ…!?こ、これは…!?な…、なんで…?」
写真を手にした真千子はワナワナと身体が震え始める。そこには自分が不倫相手とラブホに入って出てくるまでの様子が写っている。
ご丁寧に真千子の顔をアップにして、確実に真千子だとわかるようにした写真まである。
震える指で入っていた紙を広げる。それを見た真千子は思わず、床にペタリと座り込む。
「なんで…?どうして…?これはいったい…。」
狼狽し、なぜ、どうしてを繰り返す真千子。紙にはこんな風に書かれていた。
【2002号室の湯中真千子へ。貴女が不倫している証拠写真を送る。この写真をマンション住民にバラ撒かれたくなければ5月8日の10時に下記の住所まで来ること。
なお、このことを旦那や警察に話せば、写真を実名、住所付きでインターネットにて公開する。されたくなければ、誰にも言わず、1人で来ること。
拘束時間は10時から16時まで。その時間に指定の場所に来られるように、調整しておくこと。 以上。】
真千子は震えが止まらない。部屋番号やフルネームを知られている。そのことが恐怖を煽る。手紙の最後には指定場所の住所が書かれている。
真千子は震える手でなんとかポケットから携帯を取り出し、その住所を調べる。
「あぁっ…。ここは…。なんてこと…。」
真千子の顔がさらに青く血の気が引いていく。そこは写真に写るラブホだった。
それからの数日間は真千子にとって地獄であった。動揺を隠しきれずにいた真千子に、何も知らない夫が心配して、大丈夫か聞いてくる。
「う…うん…。ちょっと…体調が悪くて…。生理がひどいみたい…。」
真千子は適当な嘘で誤魔化す。夫に打ち明けることなどできはしなかった。打ち明けたら真千子の立場はなくなる。
夫宛ての請求書とともに、一つだけ茶封筒が混じっている。宛名は真千子になっている。
『誰からだろう…?』
不思議に思い、裏を返すが、差出人の名前はない。ますます不思議に思いながら、部屋に戻って、冷蔵庫に食材を入れ終わると、真千子はその茶封筒を手に取る。見に覚えのない封筒だが、真千子は深く考えずに封を切る。消印がないことにすら気づいていなかった。
軽くひっくり返すと写真が数枚と1枚の紙が出てくる。
「はっ…!?こ、これは…!?な…、なんで…?」
写真を手にした真千子はワナワナと身体が震え始める。そこには自分が不倫相手とラブホに入って出てくるまでの様子が写っている。
ご丁寧に真千子の顔をアップにして、確実に真千子だとわかるようにした写真まである。
震える指で入っていた紙を広げる。それを見た真千子は思わず、床にペタリと座り込む。
「なんで…?どうして…?これはいったい…。」
狼狽し、なぜ、どうしてを繰り返す真千子。紙にはこんな風に書かれていた。
【2002号室の湯中真千子へ。貴女が不倫している証拠写真を送る。この写真をマンション住民にバラ撒かれたくなければ5月8日の10時に下記の住所まで来ること。
なお、このことを旦那や警察に話せば、写真を実名、住所付きでインターネットにて公開する。されたくなければ、誰にも言わず、1人で来ること。
拘束時間は10時から16時まで。その時間に指定の場所に来られるように、調整しておくこと。 以上。】
真千子は震えが止まらない。部屋番号やフルネームを知られている。そのことが恐怖を煽る。手紙の最後には指定場所の住所が書かれている。
真千子は震える手でなんとかポケットから携帯を取り出し、その住所を調べる。
「あぁっ…。ここは…。なんてこと…。」
真千子の顔がさらに青く血の気が引いていく。そこは写真に写るラブホだった。
それからの数日間は真千子にとって地獄であった。動揺を隠しきれずにいた真千子に、何も知らない夫が心配して、大丈夫か聞いてくる。
「う…うん…。ちょっと…体調が悪くて…。生理がひどいみたい…。」
真千子は適当な嘘で誤魔化す。夫に打ち明けることなどできはしなかった。打ち明けたら真千子の立場はなくなる。

