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放課後のマドンナ
第10章 結ばれる二人
頭がボーッとして、
大の字に寝たまま、
小百合は絶頂の余韻に浸っていた。
「気持ちよかった?」
淳一は引きこもりで散髪にもいかず
かなり伸びた長い髪をかき上げながら囁いた。
「今まで冷たい態度をとってきてゴメン…
恭子を失ったから言うんじゃないけど
僕、お前が好きだった。
小百合の中に入りたい…」
絶対に言わないような言葉を言われ、
鼓動がうるさい程、全身に響く。
その言葉で
小百合は完全に発情した。
「うん…淳一にバージンを捧げたい…」
やっと言えた。
正真正銘の小百合の素直な気持ちだった。
「でも…ここじゃイヤ…」
硬い洗い場のタイルに背中を押し付けて
ジンジンと痺れていた。
小百合の背中と腰が悲鳴をあげていた。
急いで体の滴をバスタオルで拭くと
「こっちよ…来て…」
小百合が淳一の手をひいて寝室に招き入れた。
ピンクで統一された乙女チックな寝室…
綺麗な部屋だね。
そんな感想を述べる暇もなく
二人は抱き合ってベッドに崩れ落ちた。
小百合のアソコは
男を初めて迎え入れる準備が整っていた。
股を開くと「ぐちゅ」っといやらしい音さえ立てた
枕元の常夜灯の仄かな灯りで
小百合の透き通るような白い肌が艶っぽく映る。
その白い肌に
先ほど淳一がマーキングしたキスマークが
至るところに付いていた。
『僕が付けた愛の印…』
なぜあれほどまでに小百合を敬遠してきたのか
今ならハッキリと言える。
小百合を大事にしたかったからだ。