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放課後のマドンナ
第10章 結ばれる二人

「小百合…泣かないで」

「えっ?…」

小百合は自分でも知らないうちに涙を流していた。

「痛い?」

その涙が処女を失う時の痛みによるものだと
淳一は思っていた。

ソッと淳一の唇が涙を拭う。

「痛いけど、でも…」

「ん?」

「淳一が…中に…いっぱいで」

途切れ途切れに答える。

「もっといっぱい僕を感じさせてあげるよ
ゆっくりと動くね」

「ひゃあっ…」

ゆるゆるとした動きなのに、痛みは強い。

でも「痛い」とは言いたくなかった。

やめてほしくなかったから。

「すっごい、きもちい…」

本当に気持ちいいのだろう
淳一は恍惚の表情を浮かべている。

「はぁ…あっ」

その表情を見てるだけで
小百合は身も心も満たされて行く。

「痛いよね…、ごめんね…」

「だい、じょうぶ」

「小百合…」

淳一の腰の動きが一瞬止まった。

「だから、やめないで!」

淳一は「やめないよ」と言って、小さく笑う。

「今は痛くてもこれから段々、馴染んでくるよ」

「ほん、と…?」

「本当だよ…
だから、これからいっぱいエッチなことしよう…
ぜんぶ教えてあげるから、
気持ちいいこと、覚えてこうね」

腰の動きが大きくなる。

指の感覚がなくなるほど、
きつくシーツを掴んだ。

「やぁっ…」

「今、すごくアソコの中が締まった。
いろんなエッチを想像しちゃった?」

「うん…」

恥ずかしいと思う以上に、嬉しかった。



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