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放課後のマドンナ
第6章 ナンパ

一方、淳一と登紀子は
離れた場所にある温泉地を目指していた。

「もう顔痒ぐでだまねわ」

慣れないメイクに化粧かぶれでも起こしたのか
登紀子は顔を掻きむしりたがりそうにした。

「掻いちゃダメだよ、余計にひどくなるから」

「優すいのね、なっきゃ東京のふとなんだが?
方言がねもの」

「そう、父の転勤の都合でこっちに来たんだ」

「そう…東京のふとなんだ…
だはんで動ぎがだもスマートなのね」

別に東京生まれだからって
行動までスマートな訳ないだろ

そう言って淳一は笑った。

「ほら、笑い方もスマートだもん
わー、なさ惚れでまりそうだわ」

登紀子はそう言って化粧かぶれよりも
さらに顔を赤くした。

惚れてしまいそうと言われて
淳一はドキドキしたが
恭子という心に決めた女性がいるので
それ以上の感情は沸いてこなかった。


「ほら、共同温泉に着いたよ」

電車を降りてバスを乗り継いで
かなり歩いた場所にその温泉はあった。

「早く顔を洗って化粧を落としちまえよ」

そう言って淳一はリュックの中から
スポーツタオルを登紀子に差し出した。

「わーもタオル持ってらの」

そう言って登紀子もショルダーバッグから
フェイスタオルを取り出した。

「ねえ、タオルがあるんだはんで、
せっかぐだすゆさ浸がるべよ」

その提案には大賛成だった。
せっかくここまで来たんだから
温泉に入らない手はない。



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