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縄師-Ⅳ ちづるとみひろ
第3章 みひろ先輩のMを引きだす。

牢のみひろは自らが思い描いて現出させた男に抱かれていた。
男は優しく抱き、素肌を撫で、役人がつけた傷を癒やしてくれる。
只、静かに抱きしめられる。それだけでみひろは気が上がり、息が荒くなってくる。
男は乳首を摘まみ、指を膣に入れて陰核を震わせた。
すると役人に責められた痛みが快楽に置き変わり、みひろはその快感に思わず喘ぎ声をだした。
現実のみひろは、床に乳房を押しつけ、指は差し込んだまま、体重を乗せて身体を揺すっていたが、やがて全身を痙攣させると息を止めて深い絶頂に達した。
一時間程寝たみひろは、妄想のなかでは翌日目覚めた。
次の日も役人は執拗にみひろを責めた。
後手に縛られた後、あぐらを組まされたみひろは、足と顔が着くほど屈んだ状態で縛られ、口には慈悲を請う声すら出ないように猿轡を咬まされている。
この緻密なあぐら縛りはリョウのものでも、私の縛り方でもない。
おそらく、みひろが毎晩見ているという元彼が落としていった写真本を、自分の世界で現実化しているのだ。
半刻ほどもその状態で放置され、苦痛の汗で全身を濡らした後、次は腹這いの状態で足裏が頭に付くほど引き絞った姿で宙に吊された。
苦しさに切なさが加わり涙を流しながら、みひろは役人に訴えた。
「知らないものは知らないのです。もっと強く責めて下さい。それで死んでも私は白状できません」
「何を生意気な。ならば望み通りにしてやろう」
役人はよくしなる細竹を鞭にして、半円のように引き絞られたみひろの背中を、尻を足を、乳房を打ち据えた。
ヒュンッと鞭が風を切り、バシッと皮膚が鳴った。
限界まで引き絞られている身体がそれでもビクンと跳ねあがり、みひろが呻き、悲鳴をあげる。
みひろが一打毎に悲鳴と同じ歓喜の声を積み上げて情感を高めていく。
役人はその声に、気が狂ったかと思うほど興奮して鞭を振るった。
このまま苦痛と悦楽の中で死ぬかもしれない。
ではその前に……
みひろがそう思ったとき、白いもやが掛かり世界が消失した。
男は優しく抱き、素肌を撫で、役人がつけた傷を癒やしてくれる。
只、静かに抱きしめられる。それだけでみひろは気が上がり、息が荒くなってくる。
男は乳首を摘まみ、指を膣に入れて陰核を震わせた。
すると役人に責められた痛みが快楽に置き変わり、みひろはその快感に思わず喘ぎ声をだした。
現実のみひろは、床に乳房を押しつけ、指は差し込んだまま、体重を乗せて身体を揺すっていたが、やがて全身を痙攣させると息を止めて深い絶頂に達した。
一時間程寝たみひろは、妄想のなかでは翌日目覚めた。
次の日も役人は執拗にみひろを責めた。
後手に縛られた後、あぐらを組まされたみひろは、足と顔が着くほど屈んだ状態で縛られ、口には慈悲を請う声すら出ないように猿轡を咬まされている。
この緻密なあぐら縛りはリョウのものでも、私の縛り方でもない。
おそらく、みひろが毎晩見ているという元彼が落としていった写真本を、自分の世界で現実化しているのだ。
半刻ほどもその状態で放置され、苦痛の汗で全身を濡らした後、次は腹這いの状態で足裏が頭に付くほど引き絞った姿で宙に吊された。
苦しさに切なさが加わり涙を流しながら、みひろは役人に訴えた。
「知らないものは知らないのです。もっと強く責めて下さい。それで死んでも私は白状できません」
「何を生意気な。ならば望み通りにしてやろう」
役人はよくしなる細竹を鞭にして、半円のように引き絞られたみひろの背中を、尻を足を、乳房を打ち据えた。
ヒュンッと鞭が風を切り、バシッと皮膚が鳴った。
限界まで引き絞られている身体がそれでもビクンと跳ねあがり、みひろが呻き、悲鳴をあげる。
みひろが一打毎に悲鳴と同じ歓喜の声を積み上げて情感を高めていく。
役人はその声に、気が狂ったかと思うほど興奮して鞭を振るった。
このまま苦痛と悦楽の中で死ぬかもしれない。
ではその前に……
みひろがそう思ったとき、白いもやが掛かり世界が消失した。

