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第13章 特別クロッキー会①

「梨果ちゃん、キミが３歳と７歳の時に七五三の写真を撮ったのは私なんだよ。憶えてる？」

「…はい、憶えてます。」

「先生と奥様もご一緒でしたよね？」

「え？！あ、え、ええ…。」

自席を離れ娘の尻の間を覗き込んでいた講師は真田の突然の振りに戸惑う。

「梨果ちゃんウチの娘と同級生だったから今もう14歳だよね。」

「はい14歳です。」

「あれから7年か…。まさかこうしてキミの裸が見られるとは思わなかったよ。先生は娘さんの“成長”が隅々まで見れて羨ましいよ。」

講師は再び頭を搔いていた。

「真田さんもプロなんだから娘のヌード写真でも撮ればいいじゃないか。」

川瀬氏がひやかした。真田氏も一瞬考えたような表情をした。



ポーズが決まると20分間、皆がデッサンをする。その間梨果はじっと羞恥に堪えていた。


20分経過し小休止に入る。
バスローブが無い為、ブラウスとスカートだけを身に着けて梨果は廊下に出て行った。

梨果と二人で話をしたかったので後を追った。

「梨果！」

背中に声をかけたが逃げるように女子トイレに駆け込んでしまった。