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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第17章 再会
「ありがとう美幸ちゃん。おじさんはここの化粧セットと教科書一式を車まで運んで。」
「はいはい。」
「はいは一回でよし!」
「へーい。」
真田氏の娘さんは美幸さんというらしい。梨果の小学生時代の同級生で今は地元の公立中学校の二年生と言っていた。
明るく素朴な少女だ。彼女を連れてきてくれた真田氏に感謝だ。
大きな荷物は私と真田氏が階段を往復して運んだ。彼の車は大型のバンなので梨果のベッドまで悠々積み込めた。
梨果と美幸もダンボールにまとめた衣類を積み込んだ。
全ての荷物を積み終えると目的地、私の家に向かう。
今ごろ我が家では梨果の部屋となる空き部屋だった部屋を友也が掃除を終えているはずだ。
「…ピアノ持って行きたかったな。」
車の中で梨果が呟いた。
たしかに梨果の部屋の奥にアップライトピアノがあった。
「ピアノ?いいけど専門の業者に頼まないとね。」
「そっか。二階だし今日は無理だったか。」
「早めに手配するよ。」
「ありがとうおじさん。学校も休んじゃってたしずいぶん弾いてないからヤバいんだよね…。」
あの夏ヌードモデルさえしなければ梨果の音楽の夢も寄り道せずに済んだのかもしれない。
しかしそうすると私とも出会わなかった。
自宅の前に着くと友也はゴミ袋を沢山庭に運び出していた。
「友也、お待たせ。ご苦労様。」
「やっと来たね。てかあの空き部屋いらないものだらけだったよ。」
「あ、そう?…あ!それ私の過去の絵じゃ?」
「いらんいらん!棄てなきゃ片付かないもん。」
「え~っ。」
私の私物がかなり捨てられた…。
「よし、みんなで荷物を運び込もう。」
「おー!」
「友也くん久しぶり。…この度はありがとう、これからよろしくね。」
「ひ、ひ、ひ、久しぶり…。こ、こちらこそよろしく。」
友也は久々に梨果に会って緊張していた…。
「こちらは小学生時代からの友達で真田美幸ちゃん。」
「はじめまして。美幸です!よろしくね。」
「ど、どうもはじめまして。友也です。」
「背高いね!」
「いやぁ…///」
全く女子に免疫のない息子であった…。
「はいはい。」
「はいは一回でよし!」
「へーい。」
真田氏の娘さんは美幸さんというらしい。梨果の小学生時代の同級生で今は地元の公立中学校の二年生と言っていた。
明るく素朴な少女だ。彼女を連れてきてくれた真田氏に感謝だ。
大きな荷物は私と真田氏が階段を往復して運んだ。彼の車は大型のバンなので梨果のベッドまで悠々積み込めた。
梨果と美幸もダンボールにまとめた衣類を積み込んだ。
全ての荷物を積み終えると目的地、私の家に向かう。
今ごろ我が家では梨果の部屋となる空き部屋だった部屋を友也が掃除を終えているはずだ。
「…ピアノ持って行きたかったな。」
車の中で梨果が呟いた。
たしかに梨果の部屋の奥にアップライトピアノがあった。
「ピアノ?いいけど専門の業者に頼まないとね。」
「そっか。二階だし今日は無理だったか。」
「早めに手配するよ。」
「ありがとうおじさん。学校も休んじゃってたしずいぶん弾いてないからヤバいんだよね…。」
あの夏ヌードモデルさえしなければ梨果の音楽の夢も寄り道せずに済んだのかもしれない。
しかしそうすると私とも出会わなかった。
自宅の前に着くと友也はゴミ袋を沢山庭に運び出していた。
「友也、お待たせ。ご苦労様。」
「やっと来たね。てかあの空き部屋いらないものだらけだったよ。」
「あ、そう?…あ!それ私の過去の絵じゃ?」
「いらんいらん!棄てなきゃ片付かないもん。」
「え~っ。」
私の私物がかなり捨てられた…。
「よし、みんなで荷物を運び込もう。」
「おー!」
「友也くん久しぶり。…この度はありがとう、これからよろしくね。」
「ひ、ひ、ひ、久しぶり…。こ、こちらこそよろしく。」
友也は久々に梨果に会って緊張していた…。
「こちらは小学生時代からの友達で真田美幸ちゃん。」
「はじめまして。美幸です!よろしくね。」
「ど、どうもはじめまして。友也です。」
「背高いね!」
「いやぁ…///」
全く女子に免疫のない息子であった…。