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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第1章 講師の愛娘
「モデルの手配ができました……」
教室に戻った講師がそう皆に告げる。
「おお……」
「見つかったところで到着が何時になるかわからんぞ?」
「……5分お待ちください。」
「えっ?たった5分ですか?!」
「一体誰に頼んだのですか…?」
聞くと講師が最後に連絡したのは自分の娘とのことで、夏休みを持て余しており頼み込んだら何とか引き受けてくれたらしい。
ただその娘さんはまだ中学生とのことだった。
「えっ?中学生?!」
再びざわめく受講者たち。
「子供じゃないか。」
「洋子さんの代わりが中学生って……」
「えー、帰ろうかな。」
洋子さんファンも多くいる受講者たちはがっかりしていた。
同じく私もとても残念な気持ちだった。
代替のモデルが中学生なんて子供じゃ描く気が起きない。プロのモデルのような色気も熟した豊満な曲線美も無いだろう。
(はぁ……)
ため息が漏れた。
ガラッ
ざわつきが収まらない教室に程なく一人の少女がそっと扉を開いて顔を覗かせる。
一気に静かになる教室。
「うわっ!こんなにいるの!?」
入室するやいなや叫ぶ少女。
(もしやあれが講師の娘…?)
やはり思った通りだ。髪は短く冴えないおかっぱ頭、Tシャツとジーンズにスニーカーという出で立ち。
……女の色気などかけらも無かった。
講師が少女を紹介する。
「うちの娘で梨果といいます。今日は間に合わせで申し訳ありませんが宜しくお願いします。」
頭を下げる講師の横で娘は笑顔を見せ
「こんにちは。いつも父がお世話になってます。梨果と申します、宜しくお願いします。」
屈託の無い笑顔と案外しっかりした挨拶だった。
「お待たせしました。では始めましょう、準備をはじめてください。」
講師がそう言うと
「ちょっとお父さんいい?」
と娘が講師を連れて廊下に出ていった。
その瞬間に再開される受講者たちのざわめき。
「やっぱりガキじゃないか。」
「色気も素っ気もないね。」
「はぁ…金と時間を返してほしいよ。」
教室に戻った講師がそう皆に告げる。
「おお……」
「見つかったところで到着が何時になるかわからんぞ?」
「……5分お待ちください。」
「えっ?たった5分ですか?!」
「一体誰に頼んだのですか…?」
聞くと講師が最後に連絡したのは自分の娘とのことで、夏休みを持て余しており頼み込んだら何とか引き受けてくれたらしい。
ただその娘さんはまだ中学生とのことだった。
「えっ?中学生?!」
再びざわめく受講者たち。
「子供じゃないか。」
「洋子さんの代わりが中学生って……」
「えー、帰ろうかな。」
洋子さんファンも多くいる受講者たちはがっかりしていた。
同じく私もとても残念な気持ちだった。
代替のモデルが中学生なんて子供じゃ描く気が起きない。プロのモデルのような色気も熟した豊満な曲線美も無いだろう。
(はぁ……)
ため息が漏れた。
ガラッ
ざわつきが収まらない教室に程なく一人の少女がそっと扉を開いて顔を覗かせる。
一気に静かになる教室。
「うわっ!こんなにいるの!?」
入室するやいなや叫ぶ少女。
(もしやあれが講師の娘…?)
やはり思った通りだ。髪は短く冴えないおかっぱ頭、Tシャツとジーンズにスニーカーという出で立ち。
……女の色気などかけらも無かった。
講師が少女を紹介する。
「うちの娘で梨果といいます。今日は間に合わせで申し訳ありませんが宜しくお願いします。」
頭を下げる講師の横で娘は笑顔を見せ
「こんにちは。いつも父がお世話になってます。梨果と申します、宜しくお願いします。」
屈託の無い笑顔と案外しっかりした挨拶だった。
「お待たせしました。では始めましょう、準備をはじめてください。」
講師がそう言うと
「ちょっとお父さんいい?」
と娘が講師を連れて廊下に出ていった。
その瞬間に再開される受講者たちのざわめき。
「やっぱりガキじゃないか。」
「色気も素っ気もないね。」
「はぁ…金と時間を返してほしいよ。」