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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第26章 美月の蕾
「梨果、どうする?」

「…とりあえず話だけ聞きに行くよ。」

「……。」

「よし、決まり。先方には俺から連絡しておくよ。来週の日曜日、13:00に以前にも行った塾本部だ。」

「わかった。」

写真館を後にした。


「正直、私はもういいかなーって思ってるんだよね。」

と梨果。

「私としても断ってくれた方がありがたいけど…。」

「どうして?」

「梨果を誰かに盗られる気がして…。」

「ふふっ、そんなことあるはずないじゃん。…でもそう言ってくれて嬉しい。」



ガラガラガラ

帰宅すると玄関にはローファーが三足。友也と美月と恐らく奏音のだろう。

居間へ入ると美月が独りでテレビを観ていた。

「どした、美月さん。」

「おじちゃん!おかえり。梨果とどこに行ってたの?」

しがみついてきた。

「ちょっと美月!おじさんに抱きつかないで!」

梨果は美月には寛大だった。これがもし美幸だったら凄い勢いで怒るだろう。

私よりむしろ梨果の方が美月を子供扱いしている。美月は乳房こそ小さいが、こうして密着するとやはり女性特有の柔らかさがある。これでも中学生として成長しているのだ。こんな子でも一度性的な目で見てしまうと意識してしまい、軽い接触でも陰茎が反応してしまう。

梨果に私から引き剥がされ、座布団の上に置かれた美月。


「奏音は友也くんの部屋?」

「うん。私はお邪魔虫だからここでテレビ観てた。」

「そうなんだ。友也くんにパソコン借りたかったけど後でいいか…。」

「ところで美月さんはいつまでうちにいるんだい?」

「今日は泊まる。仕方ないから明日一旦帰る。」

「あ、そう…。」

「梨果おかえり。」

奏音と友也が二階から降りてきた。

「腹減ったー。何か作ろうか。みんなはお昼は?」

友也が尋ねる。

「そういえばまだだったね。」

友也が奏音と一緒にナポリタンを作ってくれた。

「おいしーい!すっかり奏音と友也くんは夫婦みたいになったね。」

梨果が冷やかす。
友也と奏音は目を見合わせて照れていた。
微笑ましい健全なカップルだ。
梨果はどう感じているのだろう。

友也が梨果に頼まれノートパソコンで塾の広告ポスターの口コミを検索した。
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