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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第26章 美月の蕾
本人も笑っているが私は笑えなかった。彼女本人も常にこんな扱いで慣れてしまってるのかもしれないが美月の中身は年相応の女の子だ。

夕食を終えて友也は奏音を送って行った。


寝室で読書をしていると梨果が入ってきた。

「美月が来てるからおじさんと全然エッチができないよー。」

「そうだね。でも明日で帰るみたいだから…。」

「うん…。」

「梨果ー。つぎ梨果の番だよー。」

梨果の部屋から美月の声がした。

「何してるの?」

「リバーシ。」

「ははは、いいね。」

「…じゃあ戻るね。
はいはーい、いまいくー。」


翌日曜日の朝食後に庭の手入れをしていると門前に乗用車が停まった。
助手席から美月の母親が出てきた。
運転席の父親が車の中から会釈する。

「おはようございます。結局二泊もさせてしまってすみませんでした。美月は中ですか?」

「おはようございます。ええ、今呼んで参りますね。」


「美月さん。ご両親がお迎えにいらしたよ。」

美月がスーツケースを持って出てきた。

梨果と友也も見送りに出てくる。

「ほら、美月。ご挨拶なさい。」

父親がスーツケースを車のトランクへしまう。

「お世話になりました。…おじちゃん、今度までには壁を越えてみせるね。」

「ん?おじさん。どういうこと?」

「梨果には負けないよー。」

美月は梨果に悪戯に微笑む。

「ちょっとー!なにー?!」

「また遊びにおいで。」

「それではこれで失礼いたします。」

母親が助手席へ乗り、美月が後部座席に乗ると。父親の運転する車は去って行った。
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