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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第29章 性欲と学業と夢見る少女
店内奥のテーブルでプリントされた先日のヌード撮影会の写真の束を渡された。

「凄い量だね…。」

「480枚。バシバシ撮ったからね、現像が大変だったよ。」

一枚一枚見ていくと当然ながら美幸のあられもない姿が撮られた写真の連続だ。

※どのような写真を撮ったかは8話前に遡ってバックナンバー「ヌード撮影会」を読み返してください。

しかし何か足りない。美幸の乳房や性器のズーム写真を撮っていたはずなのに探しても無かった。父親として私に見せたくない写真を除外したのだろう。
しかしその辺の写真は美幸本人から直接渡されて家に保管していた。

「済まないがこの写真は見るだけで渡すことはできないんだ。」

「わかりました。気持ちはわかりますよ。」

「すまない。ただこっちのは美幸はヌードだけど梨果ちゃんとの2ショットだから差し上げるよ。あんたを信じてない訳じゃないけど大事な梨果ちゃんが写っていれば無闇に他人に見せたりしないだろ?」

写真の入った封筒を渡された。中を見ると全裸の美幸と下着姿の梨果が絡んでいる写真が20枚ほど入っていた。

「これもなかなか過激ですな…。梨果が美幸さんをイかせたんだっけ…。」

「いいだろー。モデルもいいしカメラマンも一流だ。こんな表情、普通なら絶対見られないぞ。」

「はははは、確かに。」

「次回の塾の撮影は携わるのですか?」

「いや、今度のは動画だから残念ながら俺に仕事は回って来なかったよ。」

「そうでしたか。」

「それより美幸があれからずっと元気が無いんだよ。」

「確かにあの日の帰りもいつもの元気が無かったですね。思い当たるのは社長室での出来事か…。」

「うん。しかし何度も聞いたんだけど特に変わったことは無かったと言うんだよ。」

「そうなのか…。」

「…とりあえず日曜日だね。」

「そうですね。写真ありがとうございます。」

「はいよ。落っことすなよー。」

写真館を後にした。


スーパーに寄り買い物を済ませて帰宅すると既に夕方になっていた。

めったに鳴らない携帯電話にまた着信が入った。
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