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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第30章 美幸の決意、そして別れ
帰りの列車の席で梨果と美幸は寄り添って眠っていた。号泣した美幸に対して何もしてあげることはできなかった。
地元の駅に着いた頃、既に23時を回っていた。2人を起こして下車する。
「先ほどのお話は父には内緒にしてください。」
「……。」
「美幸ちゃん、考え直せないの?」
「うん。私が決めた事だから。」
目に迷いはなかった。
閉店している写真館前に着き美幸と向き合う。潤んだ瞳で見つめられそっと彼女は囁いた。
「さようなら…おじさま。大好きでした。」
踵を返し美幸は店内に入っていった。
何もできない自分がもどかしかった。あれほど私を慕ってくれて気にかけてくれた少女をこのまま見送るだけしかできなかった。
「おじさん…。」
不安な顔で私を見上げる梨果。無言で彼女の肩を抱き家路についた。
梨果が入浴をしている間、書斎でウイスキーを飲んでいた。
私も眠ろうと努力したが、とても眠ることができず酒に頼ろうとウイスキーを開けた。
「おじさん、まだ起きてるの?…もう、またお酒飲んで。」
パジャマ姿の梨果が書斎にやってきた。風呂上がりで火照った顔が愛しくて思わず抱きしめた。
すぐに勃起したことに梨果が気付いた。
「今からする?」
「ううん。撮影で疲れただろうし明日学校だから今日はもう寝た方がいい。もう学業の邪魔はしたくないんだ。」
「…そっか。おじさんもあまり遅くならないようにね。」
おやすみの口づけをして梨果を抱擁から開放してあげた。
「おやすみなさい、おじさん。」
「おやすみ梨果。」
引き出しから美幸のヌード写真を出して眺めた。均整の取れた美しいスタイル、長い黒髪と程よく膨らんだ秘宝たる乳房…。下腹部の発毛の割に幼い性器だけが彼女がまだ中学生だと気付かさせてくれる。
この身体を彼女は河海社長に捧げる。天秤に掛けた芸能界というものの価値は解らないが、美幸は自分の価値を低く見積もりすぎていると感じた。
美幸を河海社長に抱かれるのを阻止するのは簡単だ。しかしそれでは美幸が身体を張ってでも得ようとしたものが水泡と化してしまう。それは大きなお世話というものだ。
地元の駅に着いた頃、既に23時を回っていた。2人を起こして下車する。
「先ほどのお話は父には内緒にしてください。」
「……。」
「美幸ちゃん、考え直せないの?」
「うん。私が決めた事だから。」
目に迷いはなかった。
閉店している写真館前に着き美幸と向き合う。潤んだ瞳で見つめられそっと彼女は囁いた。
「さようなら…おじさま。大好きでした。」
踵を返し美幸は店内に入っていった。
何もできない自分がもどかしかった。あれほど私を慕ってくれて気にかけてくれた少女をこのまま見送るだけしかできなかった。
「おじさん…。」
不安な顔で私を見上げる梨果。無言で彼女の肩を抱き家路についた。
梨果が入浴をしている間、書斎でウイスキーを飲んでいた。
私も眠ろうと努力したが、とても眠ることができず酒に頼ろうとウイスキーを開けた。
「おじさん、まだ起きてるの?…もう、またお酒飲んで。」
パジャマ姿の梨果が書斎にやってきた。風呂上がりで火照った顔が愛しくて思わず抱きしめた。
すぐに勃起したことに梨果が気付いた。
「今からする?」
「ううん。撮影で疲れただろうし明日学校だから今日はもう寝た方がいい。もう学業の邪魔はしたくないんだ。」
「…そっか。おじさんもあまり遅くならないようにね。」
おやすみの口づけをして梨果を抱擁から開放してあげた。
「おやすみなさい、おじさん。」
「おやすみ梨果。」
引き出しから美幸のヌード写真を出して眺めた。均整の取れた美しいスタイル、長い黒髪と程よく膨らんだ秘宝たる乳房…。下腹部の発毛の割に幼い性器だけが彼女がまだ中学生だと気付かさせてくれる。
この身体を彼女は河海社長に捧げる。天秤に掛けた芸能界というものの価値は解らないが、美幸は自分の価値を低く見積もりすぎていると感じた。
美幸を河海社長に抱かれるのを阻止するのは簡単だ。しかしそれでは美幸が身体を張ってでも得ようとしたものが水泡と化してしまう。それは大きなお世話というものだ。