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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第31章 美幸サイドストーリー①
衣装から私服に着替えて街に出ると、近くのレストランに3人で入った。
食事中は今日の撮影の状況などをおじさまに報告した。

「おじさま、そして梨果ちゃん。話というのは…。」

食事も終わりに近づいたので本題に移る。全てを隠さず話すことにした。

「…河海社長に芸能事務所を紹介していただく条件に身体の関係を求められました。」

「ええっ!」

やっぱり反対された。この人たちは本当に優しい人たちだ。私を家族のように心配してくれた。
でもこれは報告であり相談ではない。私は決めてしまったのだから…。

相談はこの後。相談というか私の心からのお願い…。

「でも…初めてをあの人に捧げるのは嫌。なのでおじさま、その前に私の初めてを貰ってください。」

「へっ!?」

「どういうこと?」

2人が驚くのは当然わかる。でも私はこの我が儘を通したかった。

「私、恥ずかしながら経験が無いのです。こういう形で好きでもない男の人に初めてを捧げるのは嫌なのです。乱暴にされる可能性だってあります。なのでおじさまに貰って欲しいんです。」

社長さんに服を捲られ髪を無理やり嗅がれたりした。そんなことをする人だ、私の未経験な性器に強引に挿入することもあり得る…。

「ちょっと!美幸ちゃん。気付いているとは思うけど私とおじさんは…。」

そんなことわかってる。特に近頃の2人の様子を見ればそういう事もしているのだと思う。なので梨果ちゃんの理解を得ないと難しい。

「わかってる!!わかってるから梨果ちゃんもこの場へ呼んだの。お願い梨果ちゃん、おじさまを一度だけ貸して…。」

「そんなの…無理だよ…。」

…そう言われると思った。でも少しの望みに賭けた。でもそれを吹き飛ばすくらい梨果ちゃんのその言い方はこれ以上の説得が出来ないほどの感情がこもっていた。

「…ううわぁぁぁぁん!!うぁぁぁぁああん!!」

抑えきれずに号泣してしまった。いろいろ思ってきた事がこの瞬間に決壊してしまった。
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