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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第38章 美幸サイドストーリー③
もうこのマンションに来るのも何回目だろう。毎週のように呼び出されて河海社長の性の玩具にされていた。

お父さんにはもちろん、事務所の綿貫さんやマネージャーの松尾さんにも言ってない空白の時間。

いつものように指示通り学校の制服を着て食事は摂らずにマンションを訪れる。憂鬱な気持ちでカードキーを通して部屋に入る。

いつもなら女性秘書の酒井さんがリビングに居るはずなのに今日はおらず、社長自らの出迎えだった。

「やぁいらっしゃい美幸くん、セックスを覚えてから日に日に可愛くなるね。」

あれ以来服を着た河海社長を見ていない。ここに居るときの河海社長は常に裸。

「こんにちは…。」

「ドラマやCMの仕事が次々決まっているみたいじゃないか。綿貫さんにも抱かれたのかい?」

「いいえ、綿貫さんにもほかの誰にもそんな事は求められていません。オーディションをちゃんと受けました。」

「ほぉ…たいしたものだ。まぁそれも私の紹介あってのことだけどね。」

「…わかっています。でもそろそろこういうのは終わりにしたいのですが。」

「ふふふ…では早速始めよう。ベッドルームへおいで。」

ベッドルームの扉を開けるといつものようにカメラマンの足利さんがレンズを私に向けてきた。軽く会釈をして入ると奥に酒井さんが裸で立っていた。

「えっ!酒井さん、なぜ服を?!」

いつもの眼鏡“だけ”を身につけた酒井さんがいつも通りの無表情で立っていた。社長や足利さんという男性に裸を曝しているのに恥ずかしがる様子もない。

「今日は酒井くんも交わってもらう。私はレズプレイを見るのも好きでね。」

「えっ…。」

「なんだね?美幸くん、何か言いたいことでも?」

「いえ…。」

逆らえば容赦なく暴力を奮われるので既に諦めている。ここに来れば彼に従うしかない。従って早くこのルートから離脱したい。

「足利くん。」

「は、はい。」

「今回はカメラを固定してキミが美幸くんの服を脱がせるシーンを収めておいてくれ。」

「えっ!僕が…ですか?」

「キミにも未成年の少女の服を脱がせたという事実が欲しいのだよ。」

「そ、それって…僕への口止めということですか?」
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