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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第40章 勃起勝負!梨果の審判
「梨果ちゃんは?」

「もうすぐ帰ってくるかと思いますが。」

「おぉ!美少女を肴に酒を飲めるな!」

富山氏が浮かれる。

「しかし良い案は無いものかな。」

真田氏が本題に戻す。

「…梨果に頼んでみましょう。」

と提案してみる。

「えっ!」

驚く富山氏。

「おい、何を言っているんだ。冗談にも程があるぞ。」

真田氏がそう言う気持ちは解る。しかし私は話を続ける。

「真面目に言ってます。ただヌードは無しです。」

「…ほう。それはどういう考えだい?」

2人が興味を示したので主旨を説明する。

「梨果は今やちょっとした有名人です。彼女がモデルをするというのであればヌードでなくても客寄せになります。」

「しかし、この近所じゃ既にあの時の噂で誰も来たがらないかと…。」

「近所の人はこの際スッパリ捨てましょう。」

「かといって周知はどうするんだ?」

富山氏が疑問を呈する。

「インターネット。」

私はしたり顔で答えた。

「「インターネット!?」」

富山氏と真田氏がハモった。

「ヌードが無いならうちの美幸にも頼んでみるかい?」

「いやいや、おたくの娘は有名人過ぎるだろ!それこそ逆に大変なことになる。」

そう、美幸と違って梨果の認知度は丁度いい塩梅なのだ。

しかし問題は梨果の説得だ。講師は、教室の為父親の為とやっとの思いでヌードになるという羞恥に堪えた梨果を襲い裏切ったという事実があるからだ。


ガラガラガラガラ

「ただいまー。」

梨果が学校から帰ってきた。

「ありゃ、靴がいっぱいあると思ったら変態さんの寄り合い?」

「梨果ちゃんあのねぇ…。」

真田氏が苦笑する。

「おっ!梨果ちゃん待ってました!いつも変わらず美少女だね。まぁ座って座って!」

「ええ~。」

あからさまに嫌な顔をする梨果。

「ええ~って!お菓子もジュースもあるからさ!」

「本当?頂戴頂戴!」

お菓子に弱い梨果が富山氏の誘惑に負けて私の隣へ座った。

「で、どうしたの?おじさん3人が珍しく揃って。」

お菓子を食べながら梨果が訊ねる。

「絵画教室の事をね。」

「お父さんの教室のこと?どうかしたの?」

「生徒がすっかり減ってしまって存続が危ういんだよ。それでね…。」

真田氏が詳細を説明する。
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