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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第43章 新生クロッキー会②
「大成功だったな。彼らはもう梨果ちゃんの虜だわありゃ。」
「さすが梨果ちゃんだよね。リピーター確実だね。参加費安すぎたかな?」
「あははは!今回の内容なら激安だったね。」
富山氏と真田氏が話していた。私としても概ね成功だったと思う。
後片付けを行う関係者。梨果が見送りを終えて戻ってきた。
「梨果、今回はありがとう。とても素敵なモデルになったね。」
講師が実の娘である梨果にそう礼を述べた。
「…うん。」
「梨果さえ良ければこのあと食事でもどうだい?」
父親にそう誘われ私の顔を見る。
「久し振りに父娘水入らずでいいんじゃないですか?」
そう答えた。
「じゃあ、行こうかな…。着替えてくるね。」
梨果は準備室に入って行った。
『きゃーー!友也くん?!』
準備室の中から声がしたので様子を見に行く。
「どした?!」
準備室の奥で友也が膝を抱えてしょぼくれていた。
「友也くんのことすっかり忘れてた…。」
「ぐすっ…。ヒドいよ。もうお婿に行けない…。」
会場の片付けを終えて受付まで降りると富山氏が施設の会計を済ます。
「それでは本日はお疲れ様でした。」
「ありがとうございました。」
講師は私たちに会釈をすると花柄のワンピースに着替えた梨果を連れて施設をあとにした。
「あーあ、梨果ちゃんも行っちゃった。」
「経費を除いた売り上げは先生に渡したよ。」
「そっか。これが軌道に乗って回数重ねれば大分潤うね。」
「おいおい、友也くん。まだ落ち込んでるのかい?」
「急遽だけどヌードモデルデビューよく頑張ったよ。これ宣伝すれば次回から女性受講者が増えるぞ!」
「か、勘弁してください…。」
「あははは、よし。野郎だけになっちまったけど友也くんを元気付けにこれから焼き肉に行こうぜ?」
「いいね!」
「とほほ。」
そして私と友也。真田氏と富山氏の4人で打ち上げに向かった。
焼肉店に行く途中に友也が私に呟いた。
「父さん。梨果さん…親父さんと行かせてよかったの?」
「……。」
「さすが梨果ちゃんだよね。リピーター確実だね。参加費安すぎたかな?」
「あははは!今回の内容なら激安だったね。」
富山氏と真田氏が話していた。私としても概ね成功だったと思う。
後片付けを行う関係者。梨果が見送りを終えて戻ってきた。
「梨果、今回はありがとう。とても素敵なモデルになったね。」
講師が実の娘である梨果にそう礼を述べた。
「…うん。」
「梨果さえ良ければこのあと食事でもどうだい?」
父親にそう誘われ私の顔を見る。
「久し振りに父娘水入らずでいいんじゃないですか?」
そう答えた。
「じゃあ、行こうかな…。着替えてくるね。」
梨果は準備室に入って行った。
『きゃーー!友也くん?!』
準備室の中から声がしたので様子を見に行く。
「どした?!」
準備室の奥で友也が膝を抱えてしょぼくれていた。
「友也くんのことすっかり忘れてた…。」
「ぐすっ…。ヒドいよ。もうお婿に行けない…。」
会場の片付けを終えて受付まで降りると富山氏が施設の会計を済ます。
「それでは本日はお疲れ様でした。」
「ありがとうございました。」
講師は私たちに会釈をすると花柄のワンピースに着替えた梨果を連れて施設をあとにした。
「あーあ、梨果ちゃんも行っちゃった。」
「経費を除いた売り上げは先生に渡したよ。」
「そっか。これが軌道に乗って回数重ねれば大分潤うね。」
「おいおい、友也くん。まだ落ち込んでるのかい?」
「急遽だけどヌードモデルデビューよく頑張ったよ。これ宣伝すれば次回から女性受講者が増えるぞ!」
「か、勘弁してください…。」
「あははは、よし。野郎だけになっちまったけど友也くんを元気付けにこれから焼き肉に行こうぜ?」
「いいね!」
「とほほ。」
そして私と友也。真田氏と富山氏の4人で打ち上げに向かった。
焼肉店に行く途中に友也が私に呟いた。
「父さん。梨果さん…親父さんと行かせてよかったの?」
「……。」