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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第8章 友也サイドストーリー
通勤ラッシュの満員電車は女子中学生には過酷な通学だと思う。なのに彼女は痴漢が発生しやすいと言われている場所に陣取っており、見ている方がヒヤヒヤした。
(桐邦ではそういう教育してないのかな…。)
あまりに危険なので彼女の後ろに寄り、なぜか見張りみたいな役割に徹していた。
次の日も次の日も…。毎日のように痴漢危険地帯に陣取る彼女のボディーガードを勝手に使命感を覚えながら密かにし続けた。
でもたったの二駅。桐邦学園は最寄り駅から二駅なのだ。
彼女は毎日俺に気付くことなく降りていく。
(ふう…。)
彼女が降車すると安心する反面、寂しい思いがした。
俺は乗り換えて更に別の電車に乗り続けないといけないけど、毎日のこの二駅の時間がとても楽しみだった。
しかし夏休みになるとスケジュールが変わる。
たまに夏服の彼女を駅で見かけて心ときめかすことはあったけど、車両を共にすることはなかった。
(でもこのクソ暑いのになんでいつもニット着てるんだろ。)
8月も終盤に差し掛かった日の夕方、試合が近い部活での猛特訓を終えた帰路、駅から自宅前の路地を曲がると家の門前で父に見送られる自転車の彼女とすれ違った。
(なんでウチから彼女が?)
玄関に着くと家に入ろうとする父がいた。
「ああ友也、おかえり。」
「…今の誰?」
「知り合いのお嬢さんだ。」
「桐邦中の制服?…ウチからでてきたよね。」
「あ、ぁ…届けものをもってきてくれたんだ。」
「…ふぅん。」
なんとなく“もやっ”とした回答だったけど父の知り合いの娘ということは少しは彼女との接触のチャンスがあるかもと期待した自分がいた。
自分で言うのもなんだけど俺も男子中学生。それなりに女子に興味はあるしエロい事を考えたりする。エロ本もビデオもこっそり持っているし、入学祝いに買ってもらったPCでそういう検索もする。
オナニーは小5くらいからなんとなく覚えた。
ほぼ毎日のようにしてるけど近頃はエロい写真を見ながらも彼女と重ね合わせる事が多かった。
(おばさんばっかりで似ても似つかないな…。)
射精すると妙に彼女に申し訳ないなと思った。
夏休み最後の日曜日。待ちに待ったレギュラー初の試合の日だ。この日の為に日々部活に入れ込んでいた。
(桐邦ではそういう教育してないのかな…。)
あまりに危険なので彼女の後ろに寄り、なぜか見張りみたいな役割に徹していた。
次の日も次の日も…。毎日のように痴漢危険地帯に陣取る彼女のボディーガードを勝手に使命感を覚えながら密かにし続けた。
でもたったの二駅。桐邦学園は最寄り駅から二駅なのだ。
彼女は毎日俺に気付くことなく降りていく。
(ふう…。)
彼女が降車すると安心する反面、寂しい思いがした。
俺は乗り換えて更に別の電車に乗り続けないといけないけど、毎日のこの二駅の時間がとても楽しみだった。
しかし夏休みになるとスケジュールが変わる。
たまに夏服の彼女を駅で見かけて心ときめかすことはあったけど、車両を共にすることはなかった。
(でもこのクソ暑いのになんでいつもニット着てるんだろ。)
8月も終盤に差し掛かった日の夕方、試合が近い部活での猛特訓を終えた帰路、駅から自宅前の路地を曲がると家の門前で父に見送られる自転車の彼女とすれ違った。
(なんでウチから彼女が?)
玄関に着くと家に入ろうとする父がいた。
「ああ友也、おかえり。」
「…今の誰?」
「知り合いのお嬢さんだ。」
「桐邦中の制服?…ウチからでてきたよね。」
「あ、ぁ…届けものをもってきてくれたんだ。」
「…ふぅん。」
なんとなく“もやっ”とした回答だったけど父の知り合いの娘ということは少しは彼女との接触のチャンスがあるかもと期待した自分がいた。
自分で言うのもなんだけど俺も男子中学生。それなりに女子に興味はあるしエロい事を考えたりする。エロ本もビデオもこっそり持っているし、入学祝いに買ってもらったPCでそういう検索もする。
オナニーは小5くらいからなんとなく覚えた。
ほぼ毎日のようにしてるけど近頃はエロい写真を見ながらも彼女と重ね合わせる事が多かった。
(おばさんばっかりで似ても似つかないな…。)
射精すると妙に彼女に申し訳ないなと思った。
夏休み最後の日曜日。待ちに待ったレギュラー初の試合の日だ。この日の為に日々部活に入れ込んでいた。