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それぞれのノーマル
第3章 陽一【新宿】

駅とは反対に歩いて、
新宿公園へと。
12月の公園、
ベンチはいちゃいちゃしたカップルばかり。
やっと空いているベンチを見つけて座る。
今日は本当に暖かだわ。
なんだかnoelって感じじゃないですね。
自販機から戻った陽一に声をかける。
それがさすがに、
ホットしかなかったよ。
まどかに午後ティのミルクを差し出す。
自分は缶コーヒーを開けて。
陽一は自分のピーコートを脱いで、
ベンチに置いた。
まどかも、脱ぐ?
笑顔でまた同じことを聞いてくる陽一。
むくれるまどか。

