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愛とは違う
第3章 壊させて

 顎が痛くて、外したい。
 まだ終わってないのに。
 額に汗が滲む。
 とん、と頭に手を置かれた。
「突くよ」
 絞り出すような低い声に目線を上げようとしたら、グッと強く頭を押されて適わなかった。
 無理に開いた顎が変な音を立てたのも一瞬で、奥まで貫かれる。
「んぶっ」
 鼻水が飛び出し、息が止まる。
 腰を押し出し、それに合わせて頭を強く引き寄せられて深く突いてくる。
 胃液がこみ上げて吐きそうになっても、塞がれた出口から漏れることもない。
「ぐっむぶ、ふっ、んん」
 朦朧としてきた。
 舌を擦られて痺れが広がる。
 歯を立てたら折られそうで必死に口を開いた。
 両手でヒソカの膝を掴み顔を起こそうとしても全然止められない。
 せめて息だけ。
 苦しい。
 視界がかすんでくる。
「はっ、イイよ。もう少し」
 興奮した声が脳まで響いて、抵抗する気が消える。
 喉を殴られてるみたいに痛くて、苦しい。
 あと少し。
 もう少し。
 それだけを繰り返す。
「ふんっあ、ぶ」
「っは、出すよ」
 声と同時に喉奥に撃たれたような衝撃がぶつかる。
 ズル、と半分ほど抜かれたお陰で息を吸い、無心に飲み込む。
 粘ついた液も。
 荒く呼吸をしたあとに、ぶちゅんと口を抜きヒソカの胸に崩れた。
 大きな腕で抱きしめられる。
「ふっ、っはーっあ、は」
「偉いね、ゴン」
 まだ突かれているみたいに喉が動いてる。
 ぼーっとして、手の震えが止まらない。
 鼻や唇を冷たい指の背が優しく拭う。
 抱いてる腕も少し震えてた。
 ヒソカも苦しいのかな。
 そんなことをぼんやり考える。
「おわ、り……?」
 目を閉じて尋ねると、瞼にキスをされた。
 そのままよしよしと頭を撫でられる。
「今日は終わりにするよ」
 それが心地よくて、眠気が押し寄せてくる。
 ヒソカの心臓の音が聞こえる。
 ドクン、ドクンって。
 俺のは耳に響いてる。
 うるさいくらい。
 顔が熱くて、耳も。
「また、ゆっくり。おやすみ、ゴン」
 すうっと声が消えてく。
 くたりと脱力して、意識を手放した。

 寝息を立てるゴンをしばらく撫でて、楽なように横たわらせてやる。
 幼い口元が涙と精液で濡れているのは酷く官能的だ。
「このまま犯したい♥」
 本音を囁き、衣服の乱れを整えて隣に寝転がる。
 目が覚めたら目の前に。
 それは最高だ。
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