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ーFeardー
第2章 愛しているから
「こんな俺で、後悔しない?」
「しないよ!」
「ピアニストじゃない。音楽教師だ。それでも?」
「シュウちゃんのそばにいられるなら」
そんなやり取りをお互いに気のすむまでして。
俺たちは一緒になる決心をした。
タカコの気持ちを知っていながら
俺の抑えることができなかったイライラや怒りを
どこまでも大きな気持ちで受け止めて受け入れてくれたタカコ。
今までタカコにしてきた罪をこれから一生をかけて
今度は俺が償う番だと心に誓った。