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ーFeardー
第7章 チルチルミチル
カッコ良く決めたところで、38のちびデブオヤジが気持ち悪いか。

「良いんですか?」

マジで?俺は自分の耳を疑ったね。
こんな可愛い女子高生と話すのなんか初めてだし
まして、うちに来るってか?

いいことってこれかよ?

「お、おう。好きなだけいていいよ」
そう言った俺に嬉しそうに笑った。

女が、俺に笑いかけるなんて、人生で初めてかもしれない。
マジか?マジか?マジか?マジか!!

おいおいおいおいおいおいおいおい!
いいことあったよ!勇気をだしたら!

古い、階段が錆びついたアパートに帰ってきて
汚い部屋に通せば、そんな部屋にも嫌がらないでちょこんと座る。

女神か!

2人でカップめんをすすって、今朝までの汚いだけのアパートに
綺麗な女神がそこにいた。

「布団使って良いから」
「石田さんは?」
「俺は・・・そこら辺でごろんと寝るから」
「そんな悪いです!」
「イヤいいんだ」
「一緒に、寝ませんか?」
「え・・・」

「石田さんのお布団を私だけ寝るなんて・・・ダメです」
「でも」
「石田さんがイヤじゃなければ」
「イヤだなんて」
「じゃぁ・・・きまり!」

女神はとびきりの笑顔で笑うと制服を脱いでブラウス1枚の姿になって
俺の汚いせんべい布団に入り込んだ。
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