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100のベッドシーン
第4章 異動してきた綺麗系男子
「どういう事ですか?」

私は人事部に、事の真相を尋ねにやってきた。

「ああ、そう言えば彼は、総務部に異動になっていたんでしたね。」

「そうです。村上の管轄は、総務部ですよ?どうして私が彼の昇進を知らなくて、営業部の部長が知っているんですか?」

「すみません。部署を間違えたようで。」

要するに、村上想太がまだ営業部だと思っていたようだ。

「でも、総務部に来てから、まだ半年も経っていないのに課長だなんて。村上には肩の荷が重いと思いませんか?」

「でも、彼の営業成績は、課長に匹敵する程ですよ。」

営業部の特権。成績次第では、年数や人柄も気にせずに昇進させるシステムだ。

「分かりました。今後は気を付けて下さい。」

そう言って私は、人事部を後にした。
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