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100のベッドシーン
第9章 姉ちゃん
「大丈夫?」

咳き込む私を心配する風。

見ると、私を抱きしめていた。

「あっ、大丈夫。」

顔を背けた瞬間だった。

風の唇が、私の唇と重なった。

「ふぅ……」

柔らかい唇に、気持ち良くなる。

唇が離れると、風は私の瞳を覗き込んでいた。

「風……」

「姉ちゃん、好きだ。」


心臓がドキンと鳴った。

「あ、あの……」

「姉ちゃんは、俺の事どう思ってるの?」

風の顔が近い。

「どうって……好きだよ。」

「本当?」

「弟としてね。」

すると風は、私の手を引いて、プールから上がる。

「えっ?風?」

「もう、我慢できない。」

私も風に手を引かれて、プールを上がる。
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