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部下との出張・・・・
第1章 はじまり・・・・
私は覚悟を決めて私はフロントの女性に変更をお願いします。

「ありがとうございます。その部屋でお願いします」
「お手数をおかけして、申し訳ございません」
「とても助かります」

荷物を持って待っている高橋くんを振り返り、手を合わせて謝ります。

「ホントごめんね」
「ちょっと居心地悪いと思うけど、今日は我慢してね」

フロントでもらったカードキーを高橋くんに一枚渡しながらエレベーターに向かいます。


部屋は7階の728号室、廊下の突き当りのいわゆる角部屋でした。
部屋に入って再度自分の失敗を悔やみます。
ゆったりとした部屋を想像していましたが、並んだ2つのベッドの間隔は1mもなく、その他のスペースも二人がすれ違うのも難しいぐらいの部屋でした。

(広めのシングルの部屋に無理やりベッドを2つ入れたようなツイン・・・・)
(この狭い部屋で部下と二人かぁ・・・・・・)

角部屋で2面採光なのが救いか・・・・とカーテンを開けると、そこに見える景色は、片面は隣のビルの屋上の設備、片面は少しのネオン・・・・
テンションが上がるような景色ではありません。
僅かなスペースにそれぞれの荷物を置き、カウンターにPCを広げて会社への報告メールと二人の退勤の処理を済ませました。
入り口から遠い方のベッドが私、近い方のベッドが高橋くんになりました。

「ご飯行こうか?  私のミスで迷惑かけるから、今日は奢るよ!」
「マジですか・・ありがとうございます」
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