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蜜愛~男になった女~
第3章 【白桜記】 其の三・巡る想いは
「あのときは、いや、このようなことは未来永劫、けして誰にも言うまいと思うていたが」
 信頼は、また視線を庭に投げた。
「わしは怖かったのだ」
「え―」
 おさとの方は小首を傾げた。信頼の言葉の意味を計りかねた。
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