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蜜愛~男になった女~
第6章 第二部【こぼれ桜】 其の三 散る桜、咲く桜 
―行って参る。
 城を出る間際、ふいに訪れた信頼をおさとの方は涙の滲んだ眼で見送った。
―ご無事を―心よりお祈り申し上げます。
 華奢な身体を震わせながら、それでも涙は零すまいと懸命に耐えるその姿はさながら花が冷たい雨に打たれているかのようであった。思わず抱き寄せてやりたい衝動に駆られつつも、信頼はわざと明るい声で「行ってくる」とだけ告げた。
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