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蜜愛~男になった女~
第6章 第二部【こぼれ桜】 其の三 散る桜、咲く桜 
―我はもう二度と自らの心の闇には負けぬ。
 信頼は血が滲むほど唇を固く噛みしめながら、その場に立ち尽くして累々と重なる屍の山を眺めていた。
 頼母の屋敷の庭には二本の桜が並んでいた。一方はよく見かける桜であり、既に花は散り、緑の葉桜となっていた。その傍らの樹は、偶然にも河北城の高嶺桜と酷似している。まだ半分ほどの花が咲き残っていた。
 白い花が信頼の濡れた眼に滲んで見えた。
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