この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜愛~男になった女~
第8章 番外編【櫻の系譜・壱~雪時雨(ゆきしぐれ)~】 弐
 むき出しになった肩にひんやりとした空気が触れる。信頼の唇が触れても、その場所はしんと冷えたままだ。
 信頼の唇を、心を熱くさせることのできるのは、長儀子の知らぬ、たった一人の女だけ。
 長儀子は今、その見知らぬ女に本気で嫉妬した。そっと眼を開くと、信頼の肩越しに見える桜の大樹は既に緑の葉をいっぱいに繁らせ、刻一刻と花開く準備を整えている。報われぬ想いを抱き続けた娘がいつも眺めていたという桜、その桜を是非とも我が身も眼にしてみたいものだと思った。
/750ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ