この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜愛~男になった女~
第9章 番外編【櫻の系譜・壱~雪時雨(ゆきしぐれ)~】 参
 その時、夕風が吹き渡り、高嶺桜の枝葉をざわめかせた。風に煽られ、白い花びらが舞う。一日に名残を惜しむかのように残照が今日最後の輝きを見せていた。
 高嶺桜の向こうに、今しも沈みゆこうとする日輪が見える。信頼は長儀子を腕に抱いたまま、無言でその光景を見つめていた。
 やがて太陽が完全に姿を消し、辺りに薄い闇が立ち込め始める。晩春とはいえ、流石に夜気は冷たさをはらんでいる。
/750ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ