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カクテル好きの男たち
第11章 永遠に貴方のもの

珠代の反応を楽しむように
指は割れ目の上部で
僅かに硬さを持ち始めた突起に狙いを定める。

女の体の中で最も敏感な性感帯を
撫でられると思わず体がビクビク跳ねて
息が荒くなった。

「だめ、お願いやめてよ…」

数名のハイカーが談笑しながら
対岸を歩いている。

あちらの声が聞こえてくる
ならば、当然、こちらの声も聞こえるのだろう。

「だめ…やめて…」
小声でそう願うも、
指は動きを止める素振りを見せず
そっと撫でたり押し潰したりと巧みに刺激して
珠代を快楽にを追い詰める。

「はぁ…っ!んぅ、や…あんっ」

爪の先で優しく
カリカリとクリトリスをひっかかれると
あらがえない快感の電流が背中を駆け抜ける。

声を殺そうと体を強こわばらせて
耐えるものの予測できない指の動きに
どんどん息が荒くなり額から汗が滴り落ちた。

道行く二人が
「ほら、あのついたての向こうは温泉だね
湯気がもうもうとしているよ」
なんて足を止めて会話をするものだから
こちらを向いているのがわかる。

なのに秀一は
わざと珠代に声をあげさせようと
執拗に体を弄りまくる。

川の向こうに知らない人が居る、
その緊張に今まで感じたことのない興奮を
珠代は覚えていた。

「んあぁっ…や、それ、だめ…」

それまで執拗にクリトリスを弄んでいた指が
ぐちゅ、と割れ目に埋められる。

お湯の中であるにも関わらず
既にぬめっていたそこは
何の抵抗もなく指を深くまで咥えこむ。

ヌルヌルだ、と秀一は嬉しそうに呟きながら
二本目の指を根本まで挿入し
最も感じる一点をクイクイ押し上げ
刺激してしてくる。

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