この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
カクテル好きの男たち
第8章 作業療法士の女

「1…2…3…4…」

テニスの軟式ボールを握っては離し
また握っては離し…

毎日毎日、こういうことの繰り返しだ。

これをしたからといって
指の痺れが取れるわけでもない。

退屈な動作の繰り返しに
秀一はあくびを噛み殺しながら
トレーニングに力が入らない。

「秀一さん、頑張らないと」

作業療法士の遥が
秀一を激励してくれるが
目に見えて回復してこないだけに
秀一としてもトレーニングに力が入らない。

「痺れは一生治らないかもと
担当医が言ってましたからね
こんなことをするだけ無駄ですよ」

「無駄じゃないわ
もう無理だからとトレーニングをやめたら
どんどん筋力が落ちて
それこそ痺れるだけでなく動かなくなりますよ」

ほら、もっと頑張りましょうよ
せめて1ヶ月…ううん、半月は頑張って欲しいかな

「だからね
こんなボールじゃなくて
君のおっぱいなら、いくらでも揉めると思うんだ」

「またまた、そんなことを言ってぇ~
私は『ムギュ~っ』てされるのが好きなの
今の秀一さんの握力だと
私、全然気持ちよくならないわ」

「くそっ、
人を魅力のない男みたいに言いやがって」

「頑張って握力が戻ったら
いくらでも揉ませてあげるわよ」

「本当かい?」

「本当よ、だから半月は続けて
トレーニングしましょうよ」

秀一にやる気を出させる方便だとわかっていても
そうやって目標を掲げてもらうと
秀一もやる気が出てくる。

/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ