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愛の重さの天秤
第1章 愛の重さの天秤
「お姉さん、ため息なんてついてどうしたの? 幸せが逃げるよ?」
名張。次の駅で乗り換えで降りなければいけないという間際に隣の席に座る人。
ふと顔をあげるとアジアンテイストで、だけどかっこいいサルエルスタイルの女性が笑っていた。金髪にピンクのメッシュのウルフカット。グレーのカラーコンタクトに赤メイク。美しさも感じて目がはなせなくなった。
「なになに? あたしの顔に何かついてる?」
「い、いや、かっこいいなって思って…」
そう口早に言うと咄嗟に目線を逸らした。
名張。次の駅で乗り換えで降りなければいけないという間際に隣の席に座る人。
ふと顔をあげるとアジアンテイストで、だけどかっこいいサルエルスタイルの女性が笑っていた。金髪にピンクのメッシュのウルフカット。グレーのカラーコンタクトに赤メイク。美しさも感じて目がはなせなくなった。
「なになに? あたしの顔に何かついてる?」
「い、いや、かっこいいなって思って…」
そう口早に言うと咄嗟に目線を逸らした。