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第4章 痴人の罠
─目を覚ますと、見慣れない天井だった。
誰の家だ?だが見たことがある、部屋。
…あぁ、そうだ。父の寝室だ。
父が会社でうまくいかなくなってから母と一緒の寝室の他、書斎にもベッドを入れて籠ることが増えた。

(父さんはいつもこの天井を見てたのか)

まだ思考も体もぼんやりしている。枕元の椅子に水のペットボトルが置いてあるのが見えた。
気づけば喉がからからだ。
ペットボトルの蓋をあけて少しずつ水を体に染み渡らせていく。
─熱があるようだ。身体が重い。
だが不思議と心地よい。このまま眠ってしまいたかった。

カタン

下で何か物音がした。そういえば、俺をここに運んでくれたのはあの人なんだろうか。
冷たい指先。少し気味が悪かったがお陰で助かった。下まで行こうか。…いいか、病人のフリをしよう。
階段を上ってくる音がする。
軽い足取りだ。細身なのだろうか。
寝ながら待つのはさすがに気まずいので座ろうとしたが、先程よりも身体がだるい。
起き上がれないまま男を出迎えた。
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