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狂愛 -好きになっちゃいけない理由を教えて-
第2章 幼稚園時代
私のおそらく1番最初の記憶は、3歳の頃かな?
家族で遊園地に行ったときのこと。
風船が気になってママの元を離れて追いかけてしまった。
風船を見失って気がついたらママもパパもいなかった。
大人の人混みは高い壁のようで、私は大声を張り上げて泣いた。
どのくらい泣いたのだろう。過呼吸のせいか頭が痛くなった頃、聞き慣れた声が聞こえた。
「はるかーー!!」
「ママーー!!」
ママの私を呼ぶ声。 私の姿に気付いて、血相を変えて走ってきた。
私を抱きしめながら「勝手にママから離れたらだめじゃないの!! どれだけ心配したと思ってるの!!」
怒鳴られた。 でも、痛い程抱きしめてくれて、私を確かめるように頭を撫でてくれた。
「ごめんなざい! ママぁ~!」
その後、ママに抱かれてパパと合流した。
私は移動のときは抱っこじゃないと怖がって泣いたっけ。
「しょうがないわね」
微笑みながら私を抱き上げてくれるママ。 その日から、私は今まで以上にママが大好きになったんだ。
家族で遊園地に行ったときのこと。
風船が気になってママの元を離れて追いかけてしまった。
風船を見失って気がついたらママもパパもいなかった。
大人の人混みは高い壁のようで、私は大声を張り上げて泣いた。
どのくらい泣いたのだろう。過呼吸のせいか頭が痛くなった頃、聞き慣れた声が聞こえた。
「はるかーー!!」
「ママーー!!」
ママの私を呼ぶ声。 私の姿に気付いて、血相を変えて走ってきた。
私を抱きしめながら「勝手にママから離れたらだめじゃないの!! どれだけ心配したと思ってるの!!」
怒鳴られた。 でも、痛い程抱きしめてくれて、私を確かめるように頭を撫でてくれた。
「ごめんなざい! ママぁ~!」
その後、ママに抱かれてパパと合流した。
私は移動のときは抱っこじゃないと怖がって泣いたっけ。
「しょうがないわね」
微笑みながら私を抱き上げてくれるママ。 その日から、私は今まで以上にママが大好きになったんだ。