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狂愛 -好きになっちゃいけない理由を教えて-
第2章 幼稚園時代
幼稚園で母の日のプレゼントの似顔絵を描くことになった。


「みんなのママにプレゼントするから、心を込めて描いてね」



先生に言われて、私はその頃あるだけの画力を使ってママの顔を描いた。



「遥ちゃん、上手ねー。きっとママ喜んでくれるね!」


「うん! はるか、ママ大好きだもん!」


「ふふっ、この絵をママにあげるとき、大好きだよも言ってあげてね」




先生は単純に子供が母親を慕っているだけだろうと思っていただろうね。



私の大好きには、もっと深い意味があったのに。







そして、持ち帰りの日。




「ママ、今日はママにプレゼントがあるんだよ!」


「えー! なんだろう?」



今思えば、連絡帳に書いてあるから知ってるだろうに、大袈裟に不思議がってくれた。





「はい、ママどうぞ!」




差し出したママの似顔絵。




「これはね、ママの顔だよ! 母の日だから描いたの。どう? 嬉しい?」



「えー! この美人はママなの? 嬉しい! 遥は絵が上手なのね。ありがとう。 ママ、本当に嬉しい!」




誕生日が遅いから、まだ3歳だった私に、ママは本当に大袈裟に喜んでくれた。





「ママはとっても可愛いから、そのまんま描いたんだよ!」



「まぁ! 遥の方が可愛いわよ!」


「ママだもん!」




そんなやり取りをして、2人で笑った。






「ママ、はるかは世界で1番ママが大好きだよ!」


「ママだって。世界で1番遥が大好きよ」




ギューッと抱きしめてくれて、私は幸せでいっぱいだったんだ。
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