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濡華 ~妹、涼華の過去~
第2章 ロストバージン
逃げようと腰を上ずらせると…覆い被さる先生に肩を抱き抱えるように固定されてしまう。

メリッと音がしたような感触に先生の恥骨が私の恥骨に押しつけられる。

【あれ?…そんなに痛くない……】

じんじんと痛みは感じてる。
でも、貫かれる瞬間の痛みはもう感じない。

「はぁ……先生っ……」

「どうだ?…しっかりと根元まで挿ってるぞ…」

挿ってるのは凄く解る。
あそこを裂かれるような存在感は感じてる。
でも、じっとしてると叫ぶほどの痛みなどなかった。

「…ぅんっ……わかるっ……でも、思ってたほどじゃないかも……」

「みたいだな…まぁ、アスリートあるあるだなぁ……でも、さすがにきついなっ…喰い千切られそうだ…」

「あぁ…中で動いてるっ…ちょっと、ぃたぁぃっ……」

ゆっくりと引き抜かれ、ゆっくりと押し込まれていく。
内臓ごと持っていかれるような感触がして…痛みを伴う快感が押し込んでくるみたいに思える。

抜き差しを繰り返す肉棒には愛液に血が滲んでいた。

「ちゃんと出血してるな…ロストバージンおめでとう…。ゆっくりしてやるからな…直によくなる…」

「ぅっ…ぅんっ……ぁぁ……んんぅっ……」

ぐちゅ……ぐちゅ…って押し込まれるほどに音が聞こえる。

【ほんとだ…気持ちいいのが大きくなってくる……】

「はぁっ……ぁぁ……先生っ……ぃっ、ぃいよっ……もっとっ、んっ…激しくしてもっ……」

「初めてでそんな厭らしい顔するなんてな…新田…お前、素質あるよ…」

先生は厭らしく口許を歪めると、太腿を掴んで引き寄せるように腰を激しく振りだした。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ……激しっ…ぁんっ、ぁんっ……せんせっ……感じちゃうっ……セックスっ……気持ちっ…ぃいっ……」

オナニーなんて比べ物にならない。
こんなに気持ちいいことがあるなんて思ってもみなかった。

同じ体位のまま、先生は激しく…奥深くまで埋めては腰を回し…時には浅く…角度を変えたり…私の中を解すように責め続けた。

私は腰をくねらせ、背中を仰け反らせ…やがて先生の動きに応えるように腰を押しつけていった。
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