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濡華 ~妹、涼華の過去~
第2章 ロストバージン
「……っん……ちゅ……っん……んっ…………はぁ……先生……私は……いいよ……」

唇を重ねている間…先生の手はじっとしていなかった。
舌は入れてこない…でも、入れたそうに唇を時折舐められていた。
いつの間にか部室は暗闇に包まれている。

「いいって、新田…ここじゃ…それにお前、制服じゃないか…」

誰もいない部室とはいえ学校の中…制服じゃ外に連れ出そうとしても目立ってしまう。
そんなところだろうと思った。

偶然を装い先生の股間を指先が掠める。

【しっかり興奮してるんだ……】

「それって、まだ一緒にいてくれるってこと?……じゃあ、駅の裏の時計台の脇に車で待っててください……」

「あ、あぁ…話を聞いてやる約束だからな……」

「そうですよ、じゃ…先生…先に行ってて……」

先生が出ていくと私は着替えていく。
ブラウスはそのまま、スカートは制服のミニスカートから私服のスカートに替えてパーカーを羽織る。
これでパッと見、女子高生には見えない…と、思い部室を後にした。

時計台の少し先の路肩に黒いセダンが停まっていた。
助手席のガラスをノックして乗り込む。

「これなら、教師と生徒には見られないでしょ…。先生…二人きりになれるところ連れてって……」

先生のゴクリと唾を飲む音が聞こえてきた。
先生は黙って車を出す。

けっこう走ったと思う。
知ってる人に見られたらまずいのだから当然か。
ウィンカーが出されると、行き先は予想通りだった。
私も何も喋らない。

【ラブホって初めてだなぁ……】

知識ではどんなところか知っている。
パネルで部屋を選ぶ感じだと思っていたけど、車を停めるとすぐ部屋へのドアがあった。
なるほど、人目を忍ぶには合理的だと思った。

【もしかして、けっこう慣れてるのかな…先生既婚者だし……】

とにかくここまでは、本気で涙を流したこと以外は予定通りだった。
先生が聖職者という仮面に縛られる人間じゃなくてよかった。
JKの魅力には勝てなかったということか…。

私は部屋に入るとパーカーを脱いでベッド横のソファの背凭れにかけるように置いた。
先生が紳士面をしていたのはそこまでだった。
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