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OL 由美香 恥辱の契り第二章
第1章 飼われる女
伊織社長の指が尻の谷間をクイックイッと
悪戯してくるが
いつものような執拗さも陰湿さもない。
指は動くものの
心ここにあらずという感じだ。
「うちの株が乱高下している。
考えられるのは大株主の霞ヶ浦が
株を操作していると私は睨んでいる」
株式に疎い由美香は
何の事やらさっぱりわからない。
「そこで…霞ヶ浦に近づいて探りを入れて欲しい」
「そんなこと…私できませんわ」
産業スパイみたいに相手の動向を探るだなんて…
「難しく考える必要はない
あいつに抱かれてピロートークで我が社の事を
どのように考えているのか
ポロリと喋れば儲けものだ」
寝るだけでいい、
お前の得意分野だろ?
情報が聞き出せなくてもいい
お前を抱かせてやったという恩を
奴にあたえればいいんだから
私の命令だ。わかってくれたかな?
相も変わらず
有無を言わせぬ迫力がある。
由美香は首を縦に振るしかなかった。
「そうか!わかってくれたか!
よしよし、いい子だ!」
まるで幼児を誉めるように
伊織社長は由美香の頭を、
髪のセットが乱れるほどに
くしゃくしゃにして撫でた。
そうと決まれば話を進めよう。
社長は内線電話で由美香の直属上司である部長に
「私だ、伊織だ。…
君の部下の桜木だがね、しばらく出向させるから
…ああ、そうだ、…期間は決めていない
しばらくはこちらに出勤しないからそのつもりで」
そう告げると
「これで心置きなく活動できるから
うちの会社のために頑張ってきなさい」
と、名残惜しそうに由美香の胸を揉んだ。