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ボクっ娘ファンタジア
第1章 「沙織と葵」
理解ができなかった、好…き…?
いや、ボクも葵は友達として好きだしなんもおかしくないよね
友達として好きになっちゃったってことだ、きっとそうだ
「何を今さら、ボクも友達として葵の事が好きだよ!」
とボクが言ったとき「好きだよ」の「だ」を言うか言わないかくらいの所で葵が「違うの!」と叫んだ
「私は、沙織のことが好きなの」
「男の子が女の子を好きになるように、私も沙織を恋愛対象として見てるの…」
「でもボクたち女の子どうし…」
「そんなの関係ない!」
いや、ボクには関係あるんだけどな~と思ったが葵の気迫に負けて言えなかった
「沙織のことを想っていつも一人で…その…してるし」
そんな衝撃カミングアウトされても反応に困るんだけど
「沙織になら!私の処…」
慌てて葵の口を塞ぐ
「ストーップ!それ以上はいいよ、そんなこと葵の口から聞きたくない」
葵がボクの腕を振り払い、すぐにボクの腕を掴んで手のひらを自分の胸に押し当てた
手に柔らかい感触が伝わる
「ほら、私の心臓物凄く早く動いてるでしょ」
驚いて腕を引き戻し、「あ、もうすぐ次の授業が始まるなー」と自分でもビックリなくらいの棒読みで言った後
足早にその場を去った
後ろで「待って」と聞こえたが立ち止まれない
心の中でひたすら「ごめん、ボクにはどうしていいかわからないよ」と謝り続けていた
いや、ボクも葵は友達として好きだしなんもおかしくないよね
友達として好きになっちゃったってことだ、きっとそうだ
「何を今さら、ボクも友達として葵の事が好きだよ!」
とボクが言ったとき「好きだよ」の「だ」を言うか言わないかくらいの所で葵が「違うの!」と叫んだ
「私は、沙織のことが好きなの」
「男の子が女の子を好きになるように、私も沙織を恋愛対象として見てるの…」
「でもボクたち女の子どうし…」
「そんなの関係ない!」
いや、ボクには関係あるんだけどな~と思ったが葵の気迫に負けて言えなかった
「沙織のことを想っていつも一人で…その…してるし」
そんな衝撃カミングアウトされても反応に困るんだけど
「沙織になら!私の処…」
慌てて葵の口を塞ぐ
「ストーップ!それ以上はいいよ、そんなこと葵の口から聞きたくない」
葵がボクの腕を振り払い、すぐにボクの腕を掴んで手のひらを自分の胸に押し当てた
手に柔らかい感触が伝わる
「ほら、私の心臓物凄く早く動いてるでしょ」
驚いて腕を引き戻し、「あ、もうすぐ次の授業が始まるなー」と自分でもビックリなくらいの棒読みで言った後
足早にその場を去った
後ろで「待って」と聞こえたが立ち止まれない
心の中でひたすら「ごめん、ボクにはどうしていいかわからないよ」と謝り続けていた