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眩惑のディナーショー
第16章 花魁道中
「若いからといっていつも帯で締め付けてたら形が崩れやすくなるだろう──」

「──……」

アサドは舌先でチッと音を立てて乳房の先端を弾くと今度は強くそこに吸い付いた。

「や、あっ…あっ」
やだっ…何これ……っ
気持ちいい…っ


菖蒲は始めて味わう甘い疼きに顔を仰け反らせて喘ぎを溢す。

襖越しによく聞いた姉さん達の甘い泣き声──

それはこんな行為によってもたらされていたのだろうか。

アサドは淫らな声を素直に漏らし始めた菖蒲をじっくりと弄ぶ。

誰にも吸われたことのない小さな乳房の梅蕾はアサドが口にする度に、その形を徐々に突起させていった。

アサドはまたもう一本、桃色の腰紐を手にするとそれを菖蒲の胸の上に二回巻き付ける。

二重に重なるその一本目を乳房の下に引き下ろすと、二つの乳房は搾り出されたように厭らしく前に突き出していた。


「感じるか…」

「ううっ…いっ…」

アサドは乳房全体をツンと尖らせたその厭らしい先端を大きく口に含む。

熱い口腔の中で白い小麦の生地を捏ねるようにして、アサドは柔らかい乳房を大胆に舌の腹で踊らせながら強く吸った。

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