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眩惑のディナーショー
第3章 二人目の御客様…どうぞ

「来たか、亀美……」
「──…っ…」
亀美に気付くとアデルは湯船から上がり、堂々とした様子で近付いてくる。
亀美は思わずたじろいだ。
「あ、あのっ…何か腰にっ」
美しい全裸を惜し気もなく露にしたアデルの肉体はまさに中性的な立体感を保っている。
しかし腕や足、肩や背中は何気に引き締まり男らしい。お国がらの習慣か身体のムダ毛はさっぱりと取り除かれて中心にある男の象徴はそれはそれは綺麗な形をしていた……
「体を洗ってくれ」
「えっ!?」
「何故、驚く? 街案内を頼む時にこれからはわたしの世話を全て頼むと言ったら快く引き受けたではないか?」
亀美はその言葉にハッとした。確かに言われて軽く頷いたのは覚えている──
でもそれがこんな意味に繋がろうとは…っ
「なに、ほんの一週間。わたしの世話をしてくれればいい──…その後に帰りたければ日本に帰してやる。褒美はたんまり返すぞ、ここに居る間わたしを楽しませてくれたらの話だがな…」
「……っ…」
そう言って笑ったアデルはとても魅惑的で美しかった──

