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神様のいない世界
第1章 運命
善が松井にそう言うと、バックミラー越しにシャキッとして恐縮しながら返事をしていた。
それもこれも、松井は今日一日……と言うか、ここ数日、和穏や家族、家を見張っていたのだ。
お昼過ぎに荷物を持って出掛けて行った母親を確認後、追跡を命じられたが、追いかける途中で息を切らし走ってくる和穏の姿を確認したのだ。
すぐ様連絡すれば『和穏を見張れ』との指示で、更に7時間。
その間トイレにも行かず、ぬるくなったペットボトルのお茶一本で、炎天下をひたすら見張りきった根性を見せたのだ。
それなのに、後から来た善や相田に達の車班は、電気もついて居ない部屋を見て「一秒も離れずに監視してたんだろうな?!」と疑い、こずいたのだ。
部屋から飛び出して来たのを一番後ろから見て、一番安心したのは松井だ。
これでもし居なかったら命の保証もないし、取り逃がしでもしたら自分の苦労も水の泡になったところなのだから。
それもこれも、松井は今日一日……と言うか、ここ数日、和穏や家族、家を見張っていたのだ。
お昼過ぎに荷物を持って出掛けて行った母親を確認後、追跡を命じられたが、追いかける途中で息を切らし走ってくる和穏の姿を確認したのだ。
すぐ様連絡すれば『和穏を見張れ』との指示で、更に7時間。
その間トイレにも行かず、ぬるくなったペットボトルのお茶一本で、炎天下をひたすら見張りきった根性を見せたのだ。
それなのに、後から来た善や相田に達の車班は、電気もついて居ない部屋を見て「一秒も離れずに監視してたんだろうな?!」と疑い、こずいたのだ。
部屋から飛び出して来たのを一番後ろから見て、一番安心したのは松井だ。
これでもし居なかったら命の保証もないし、取り逃がしでもしたら自分の苦労も水の泡になったところなのだから。