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神様のいない世界
第1章 運命
暫くすると意識が戻り、身体のしびれの様な不思議な気持ち悪い感覚が和穏を襲う。
「ん……んん…」
真っ暗。
手足拘束されてるし、口も目も覆われてる……
スタンガンを押し付けられた時点で、何となく想像が出来た。
「気がついたか?」
妙に優しげに聞こえるのは、きっと強面の顔を見てないからだろう。
頷く和穏は無駄な抵抗もなくそのまま横になっていた。
頭がちょっと痛いのも、首のあたりがチクチクといたいのも、スタンガンのせいかと考えながらじっとしていた。
「ふん……やけに素直に大人しくしてるな?スタンガンでビビったか?」
びびった、その言葉より『怖い』が正解なのだ。
まさか本気で静かにするって言ったのに、当てられるとは思ってなかった……
そう思いながらも、こうして知らない人の膝に寝て、今日一日の最悪な自分の運命を和穏は冷静に感じていた。
「ん……んん…」
真っ暗。
手足拘束されてるし、口も目も覆われてる……
スタンガンを押し付けられた時点で、何となく想像が出来た。
「気がついたか?」
妙に優しげに聞こえるのは、きっと強面の顔を見てないからだろう。
頷く和穏は無駄な抵抗もなくそのまま横になっていた。
頭がちょっと痛いのも、首のあたりがチクチクといたいのも、スタンガンのせいかと考えながらじっとしていた。
「ふん……やけに素直に大人しくしてるな?スタンガンでビビったか?」
びびった、その言葉より『怖い』が正解なのだ。
まさか本気で静かにするって言ったのに、当てられるとは思ってなかった……
そう思いながらも、こうして知らない人の膝に寝て、今日一日の最悪な自分の運命を和穏は冷静に感じていた。