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神様のいない世界
第6章 関係
沢口が探し当てたと考えれば、血の繋がった娘は無事で済むだろうが、他の男との間にできた息子はそうも行かないと逃げ出してもおかしくはない。
だから、和隠を捕まえ母親を追っていたのだ。
政安を問い詰める宗高の携帯に連絡が入った。
「捕まえたか?」
『いえ、すみません。姿を消したようです』
「……ふざけるな、直ぐに増員して探し出せ!!」
宗高は携帯を切ると、政安の胸ぐらを掴み引き上げた。
「てめぇの母親は雲隠れした。お前も哀れな息子だな?察しのいい母親は目の前で捕まった和隠を見て直ぐに何処かに逃げたんだろう。政安が捕まってることくらいわかってるだろうにな?」
宗高はそう言って、政安を軽々と壁に投げつけた。
だから、和隠を捕まえ母親を追っていたのだ。
政安を問い詰める宗高の携帯に連絡が入った。
「捕まえたか?」
『いえ、すみません。姿を消したようです』
「……ふざけるな、直ぐに増員して探し出せ!!」
宗高は携帯を切ると、政安の胸ぐらを掴み引き上げた。
「てめぇの母親は雲隠れした。お前も哀れな息子だな?察しのいい母親は目の前で捕まった和隠を見て直ぐに何処かに逃げたんだろう。政安が捕まってることくらいわかってるだろうにな?」
宗高はそう言って、政安を軽々と壁に投げつけた。