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神様のいない世界
第6章 関係
宗高のマンションでは一切音のしない寝室の前で善が聞き耳を立てていた。
「……わ……和隠……無事か?」
いても立ってもいられずそう声をかけるがもちろん返事は無い。
ドアをノックして再度声をかけても同じで、握り締めていた鍵を錠に刺した。
南京錠を開けて恐る恐るドアノブに手をかけてゆっくり捻りドアを開けると、大量の汗をかいてベッドに横たわる和隠が目に入った。
「……おい……」
ただ大人しく寝ている様子ではなく、ゆっくりと近づくと体を震わせていた。
「おい!!しっかりしろ!!」
「……あぁ……善……」
「そうだ、俺が分かるな?」
「……いいの?……勝手に……入って……また……殴られるんじゃ……」
「人の心配する前に、自分の心配しろ」
布団をゆっくりと剥ぐと拘束されて身動きの取れないことがわかり、縄を解き始めた。
「……わ……和隠……無事か?」
いても立ってもいられずそう声をかけるがもちろん返事は無い。
ドアをノックして再度声をかけても同じで、握り締めていた鍵を錠に刺した。
南京錠を開けて恐る恐るドアノブに手をかけてゆっくり捻りドアを開けると、大量の汗をかいてベッドに横たわる和隠が目に入った。
「……おい……」
ただ大人しく寝ている様子ではなく、ゆっくりと近づくと体を震わせていた。
「おい!!しっかりしろ!!」
「……あぁ……善……」
「そうだ、俺が分かるな?」
「……いいの?……勝手に……入って……また……殴られるんじゃ……」
「人の心配する前に、自分の心配しろ」
布団をゆっくりと剥ぐと拘束されて身動きの取れないことがわかり、縄を解き始めた。