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神様のいない世界
第1章 運命
「相田か。……あぁ、それ例の?」
そういう声の主は気だるそうに煙草を吐きながら言う。
「えぇ……、どちらの部屋に運びますか?」
「あぁ……そこに置いとけ。後10分もしない内に若がいらっしゃるからよ!」
そう言うと人の足音が遠のく。
どうせ目隠しに両手足縛られてれば逃げられないのだから同じだけど、それでもそばに人がいなくなるのは若干安心する。
だが次の瞬間、頭を鷲掴みにされ首を動かされる。
「ううーー、んーー!!」
首が……もげるから!!
思いっきり横に動かされると、肩に耳が付きそのまま倒された。
「何だこの痕、火傷か?!」
「すいません宮川さん、騒ぐものでスタンガン当てたら火傷させてしまいまして……」
善が宮川に言うと、和穏にタバコの煙を吹きかける様に吐き、頷きながら立ち上がった。
「んーまぁ、仕方ねぇな。どうせ傷は付くんだし多めに見てくれんだろ?」
そういう声の主は気だるそうに煙草を吐きながら言う。
「えぇ……、どちらの部屋に運びますか?」
「あぁ……そこに置いとけ。後10分もしない内に若がいらっしゃるからよ!」
そう言うと人の足音が遠のく。
どうせ目隠しに両手足縛られてれば逃げられないのだから同じだけど、それでもそばに人がいなくなるのは若干安心する。
だが次の瞬間、頭を鷲掴みにされ首を動かされる。
「ううーー、んーー!!」
首が……もげるから!!
思いっきり横に動かされると、肩に耳が付きそのまま倒された。
「何だこの痕、火傷か?!」
「すいません宮川さん、騒ぐものでスタンガン当てたら火傷させてしまいまして……」
善が宮川に言うと、和穏にタバコの煙を吹きかける様に吐き、頷きながら立ち上がった。
「んーまぁ、仕方ねぇな。どうせ傷は付くんだし多めに見てくれんだろ?」