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神様のいない世界
第1章 運命
「ったく煩せぇなぁ、鼻も塞ぐぞ!!」
善の威嚇に内心ビビるものの、そうも言ってられない。誰かが見たり来たりすれば、通報して助けてくれるかもしれない。
そんな微かな望みに頼るしか無いのだ。
「おい善。抱え方が悪いんじゃねぇのか?貸してみろ」
そう言う相田は、善が肩に担いでいる和穏を取り上げると、またしても肩に担いだのだ。
多少丸みのあった大きな肩から、ゴツゴツとするだけの肩に移動すれば、お腹のフィット感が悪く痛くて、騒いで唸ってたのが痛みの唸りになる。
「ん……ふんー……」
お腹に力いれてないと、痛い!!
「ほら、小さくなった」
そう笑う相田の肩の揺れさえも苦しくて、より小さく唸るだけとなった。
相田達は高層マンションの近駐車場に車を停めると、そこからエレベーターに乗って上層階のボタンを押す。
カードキーを差し込んでドアを開けると、直ぐに和穏を降ろした。
善の威嚇に内心ビビるものの、そうも言ってられない。誰かが見たり来たりすれば、通報して助けてくれるかもしれない。
そんな微かな望みに頼るしか無いのだ。
「おい善。抱え方が悪いんじゃねぇのか?貸してみろ」
そう言う相田は、善が肩に担いでいる和穏を取り上げると、またしても肩に担いだのだ。
多少丸みのあった大きな肩から、ゴツゴツとするだけの肩に移動すれば、お腹のフィット感が悪く痛くて、騒いで唸ってたのが痛みの唸りになる。
「ん……ふんー……」
お腹に力いれてないと、痛い!!
「ほら、小さくなった」
そう笑う相田の肩の揺れさえも苦しくて、より小さく唸るだけとなった。
相田達は高層マンションの近駐車場に車を停めると、そこからエレベーターに乗って上層階のボタンを押す。
カードキーを差し込んでドアを開けると、直ぐに和穏を降ろした。