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第7章 変化

「変わりました」

「苛立たせんじゃねぇよ、出ろって言ったら出ろ」

「……すいません」

「何が食いてぇの？誰かに買いに行かせるから、おとなしく待ってろ」

「……いいの？」

「食いたいんだろ？」

「……ありがとう」

「だが、俺に暴言はいたことは別だからな？善に代われ」

「……はい、すいませんでした」


勢いで言ったことに後悔しながら善に変わると善も謝りながら話をして電話を切った。


「お前のせいで最悪だ」

「……怒られた？」

「聞くんじゃねぇよ」


和隠にげんこつを落とした善は部屋に戻るので、和隠もその後を追った。

和隠が宗高を怒らせては善にとばっちりに合っている。それだけ和隠のそばにいるということでもあり、和隠を気遣っているからなのだ。

人の気も知らないで……そう思う善だが、しょぼくれて後をついてくる和隠が妹のように思えるのが、余計にやるせなくなるのだった。