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神様のいない世界
第7章 変化
「必要なもの買いに行かせるから、書き出せ」

「……調理道具もないって言ってたけど、本当に何もないの?」

「基本外食だしな、ここは若頭のマンションだけど、実家はちゃんとあるし、ここで食事をすることはないんだよ」

「……そうなの?」

「だから、お前が食べたいものに必要なものは全部買ってやるってよ、よかったな?」


善が軽く笑ったので、少し安心した和隠も笑い返した。

キッチンに行って棚を開けても何もない、冷蔵庫を開けてもビールなどの飲み物やつまみになるようなもの。

包丁さえもなくて数枚の皿と高級グラスが並ぶほど。


「私が食べたお粥はどうしてたの?」

「コンビニのレトルトだよ」

「……意外と美味しいものなんだね」


そんな会話をしながら書き出していった。
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